宇部市立万倉小学校

希望職員で行っていた給食の試作・試食会も本日が最終日でした。本日は、万倉・吉部をテーマに、万倉、吉部地区の郷土料理や食材をふんだんに使用して作りました。献立は、ゆうれいずし、みそ汁、万倉なすの揚げだし風でした。楠地区発祥で現在は、宇部市の郷土料理であるゆうれいずし。「万倉小学校に勤務して知った」「初めて食べる」という職員も多かったようです。ゆうれいずしを歴史ある製法で作り、給食として提供するには、作業工程や衛生面で課題が多いのですが、地元の郷土料理をどうにか給食として提供でいないかと、現在試行錯誤中です。給食だけではなく、調理実習という形でゆうれいずしについて学ぶのも良いかもしれません。みそ汁には、万倉、吉部地区でとれる玉ねぎやかぼちゃ、ねぎなどの食材を使用しました。万倉なすの揚げだし風には、その名の通り、万倉なすを使用し、おいしいなすそのものを味わえるよう、出汁の旨味でなすの味を引き立たせるような味付けにしました。さらに今日は、万倉小学校の畑でとれたきゅうり、サラダかぼちゃ、ゴーヤと使用して、きゅうりとサラダかぼちゃのフレンチサラダ、ゴーヤの天ぷらを作りました。サラダかぼちゃは、若い内に収穫すると生で食べられるおいしいかぼちゃです。くせのない味でシャキシャキとした食感が、サラダにぴったりでした。ゴーヤの天ぷらは夏らしさ全開で程よい苦みが癖になります。ゴーヤは、塩もみをした後、さらに水にさらすと苦みが和らぎ、子どもでも食べやすくなります。

全4回の給食試作・試食会では、子どもたちの喜ぶ顔を想像しながら行いました。今回の反省や意見を反映し、よりよくなったものを、給食として子どもたちに提供できたらと思います。