宇部市立万倉小学校

夏休みに入り、万倉小学校では、給食の試作・試食会を行っています。子どもたちにとって、生きた教材である給食をより美味しく、そして学びあるものにしたいと、希望職員で今年から始めました。給食室で試作したものを、校長先生、教頭先生はもちろん、子たちと一番距離の近い担任の先生方に試食いただき子どもたち目線の意見をいただきます。２回目の今日のテーマは「フィリピン料理」。ALTとして万倉小学校に勤務されるベリー先生の母国の味を再現しました。献立は、ごはん、ビーフンスープ、チキンアフリターダ。フィリピンでは、ビーフンをよく食べるそうで、夏場でもさっぱりと食べやすい味に仕上げました。日本では、あまり聞き馴染みのないチキンアフリターダは、肉とたっぷり野菜のトマト煮込みです。調味料は、コンソメと塩こしょうというシンプルなものですが、たくさんの野菜のおかげか旨味ある一品でした。本場フィリピンでは、鶏肉とウインナー、２種類の肉を使ったり、鶏肉の代わりに豚肉を使うこともあるそうです。試食をしながら、ベリー先生から、この料理には、スペインの植民地だったころの文化が影響しているというお話も聞けました。このような話と一緒に、子どもたちの給食として、提供できたらと思っています。