宇部市立万倉小学校

子ども達の学びをより充実したものにするために、授業改善に向けて校内研修を進めています。今回は、さらに学校運営協議会委員の皆様にも授業を参観していただき、協議にも参加していただくユニット型研修会を実施しました。昨年度も計画はしていましたが、コロナ禍のため実施できなかったので、２年越しの実現となりました。また、記念すべき第１回、つまり初めての開催となりました。

１・２年生の子ども達は、各学年のリーダーが授業を進め、国語の学習に集中して取り組んでいました。１年生は、「しらせたいなみせたいな」で、自分のお気に入りの写真を家でとって来て、その特徴を短い言葉に表したものを、短作文に書いていきました。５枚も６枚も書いて作文らしくなっていました。今後は、構成を考えて紹介文を完成させ、全校児童に聞いてもらう予定です。２年生は、「主語と述語にきをつけよう」で、大事にお世話をしてきた金魚を主人公にした物語を各編ごとに作っていました。主語と述語がそろっているか、おかしくないか、さらに読んでもらいたい新１年生に分かりやすい文になっているかをみんなで見直していきました。今後は、カラー写真に文を添えて、絵本に仕上げていきます。

その授業を受けて、子どもたちが書くことに主体的に取り組んでいたか、また子ども達の良い所や課題点は何かについて協議をしていきました。委員の皆さんからは、教職員だけではなかなか出ない角度や視点からのご意見をたくさん出していただきました。書く力をつけるには、感性や語彙力が必要であること、句読点や一字下げなど表現のスキルも身につけなければならないことなど、多くの示唆もいただきました。講師の楠中学校国語科の先生からは、中学校とのつながりや義務教育のゴールである中学３年生で臨まれる書く力についてお話を聞くことができました。子ども達の姿から多くのことを学ぶことができた１日になりました。