宇部市立万倉小学校

寒い朝、元気な１・２年生は、畑に行って大きく育った大根・カブ・ほうれん草・春菊を収穫しました。地域・保護者の方も朝早くから手伝いに来てくださいました。ほうれん草は意外と根が太かったので、力を入れて両手で抜きました。その次に、冷たい水をものともせずに、野菜をきれいに洗いました。たわしやスポンジを使って土を落とし、箱やかごに種類ごとに分けました。冷たくなった手をぬるま湯で温めてほっかり。今度は、フリースペースで、ほうれん草と春菊の袋詰めです。根をハサミで切って、５本ずつ袋に入れていきました。最後はテープを巻きます。先輩の３年生も手伝いに来てくれました。その間に、値段を決めて、値札を作り、袋に貼っていきました。収穫した野菜を見て、昨日考えていた値段を変えていきました。現物を見ながら臨機応変に対応するところがすごいなあと感心しました。売り物になった野菜は、トラックで楠こもれびの郷まで運ばれました。

 

子供たちが到着した時には、野菜が届いていて、すでにスタンバイされていました。箱から出して、テーブルに並べ、さあ、１０時３０分、開店です。たくさんの方が、買いに来てくださいました。レジの前には長い列ができました。１年生も２回目とあって、レジ打ちに慣れてきました。残念ながら欠席だった子も、オンライン参加で「いらっしゃいませ。いらっしゃいませ。美味しいですよ。」と大きな声で呼び込みをしてくれました。おかげで、他の子ども達も威勢のいい売り込みができました。そして、１１時、完売しました。終わりの言葉では、野菜を育てることを教えてくださった地域の方や売り場を提供してくださった楠こもれびの郷の方々、そして野菜を買ってくださった方々への感謝の思いを伝えました。栽培から販売まで、そして利益を還元するというサイクルがうまく循環している４回目の「１・２年やおや」でした。