宇部市立上宇部小学校

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給食室から

(公開日:2014/08/08)

 わたしたちは、安全・安心はもとより、学校給食は「義務教育の一環である」という考えのもと仕事をしています。教育の側面として、学校給食法に明記されている通り、ただ単に食べさせることが目的ではなく、食べることを通じて「食」に対する正しい知識、日本の伝統文化、望ましい習慣などを学ぶという目的があると思います。この教育としての学校給食を実効性あるものにしてこそ「子どもたちにとって良い給食」は実現すると考えます。
 また、学校給食法は教育基本法第1条(教育の目的)にもある「心身ともに健康な国民の育成」と同一の趣旨であり、学校教育が『教育の一環』であることを明確に表わしていると思います。
 さらに、学校給食法にある国民の食生活の改善という部分は、この法律が出来た昭和29年からすれば、食生活事情は劇的に改善されていますが、一方で、社会情勢の変化に伴い家庭内の孤食、欠食、ジャンクフードやスナック菓子などの蔓延、肥満、子どもの生活習慣病、アレルギーなど、現在社会が抱える食生活の悪化は深刻であり、子どもたちの健康を守り、日本の素晴らしい食文化を守るという意味においても、学校給食は今も、公的責任で行うべき「国民の食生活の改善」という重要な役割を担っています。

 今年度、給食室の傍らに「小さな食育畑」を作りました。トマト、ズッキーニを学校の落ち葉や給食残渣を活用しながら全く農薬を使わず自然農法で育てました。一学期、わずかですが給食の材料として使ああ.JPGいました。秋・冬野菜にも挑戦します。


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