学校経営方針
地域とともに、義務教育9年間で系統性のある教育を進めます
(公開日:2020/07/17)

宇部市では、今年度から公立小・中学校で小中一貫教育をスタートしました。小中一貫教育とは、小・中学校の教職員が目指す子ども像を共有し、義務教育9年間を通じた教育課程を編成して、系統的な教育を目指すものです。
また、本市の小中一貫教育では、校舎や小学校、中学校の枠組みは変更せず、子どもたちの発育の段階を考慮し、9年間を3期(前期・中期・後期)に分ける〔4-3-2制〕を導入します。前期では、学級担任から基本的な生活習慣や学習習慣の丁寧な指導を受け、中期では中学校にスムーズに移行できるよう一部教科担任制を行います。特に、中期においては、小学生が中学校の授業や部活動等を体験できるようにし、進学への不安を軽減して中学校生活にスムーズに移行できるようにします。そのために、小学5・6年の一部教科での教科担任制の導入や中学校教員による小学校での授業、小学生の中学部活体験などを通じて小・中の交流を深め、いわゆる「中1ギャップ」の解消・軽減を図ります。その他に期待される効果としては、確かな学力の定着、豊かな心の醸成、体力の向上、不登校の減少等があります。
スタートに当たっては、全ての中学校区で、地域と連携し学校と地域で役割を意識した上で、9年間にわたる子どもたちとの関わり方を示した「小中一貫教育グランドデザイン」を作成しました。(以下参照)コミュニティ・スクールの仕組みを活用し、中学校区の取組を地域や家庭と連携して行う中で、児童・生徒に「地域の担い手」としての意識をもたせる狙いもあります。
保護者や地域の皆様もご理解の上、ご協力よろしくお願いします。