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研修

第2回 県授業力向上実践研究発表会~1年国語・5年総合~

(公開日:2021/11/26)

11月26日(金)の午後から第2回授業力向上実践研究発表会を行いました。県下小中学校から24名の先生方も来られ「一人一台端末のICTを活用した授業づくり」についての公開授業を参観し、協議を行いました。

また、山口大学教育学部 鷹岡 亮 教授(教育学部長)に講師・指導助言者としてお願いし、県教委からは義務教育課 高来 教育調整官、徳永 主幹、中原 主査が参観されました。

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1年生国語科「じどう車ずかんをつくろう」では、児童が仕事で使う車について説明文を作る学習です。「しごと」と「つくり」の関係を考えながら文章をタブレット端末に作っていました。特に2台のタブレット端末を用途に分けて使用することで、ペアで役割ができ効率的にICT活用しました。また、児童が力に応じて何度も文章を修正しながら作っていくことができたように思います。担任の先生によりミニカーをアップして動かす演示により、「しごと」と「つくり」関係の意味を実感としてとらえる工夫もみられ、子供たちは目を輝かせながら見ていました。なごやかな中、子供たち一人一人が一生懸命に学習できていたように思います。

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5年生総合的な学習の時間「みんなでSKGs~持続可能な琴芝目標~」では、「琴芝地区のすてきなところ調べ」を通して、自分たちは何が出来るのかを考え、まとめ、多くの人に伝える学習をしました。また、自分たちの考えを6年生に見てもらい、アドバイスをもらってプレゼンテーションの改善をはかっていく授業でした。タブレット端末のJamboardというアプリに6年生からもらったアドバイスをもとに、分類・整理し、改善方法を考えていました。グループごとに共同で活動するので、ネットワークを使ったタブレット端末による情報活用が随所に見られました。プレゼンに関しても映像・音声・テキスト等多様な手段で相手を意識した伝え方も含めて改善を図っていたところが印象的でした。

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授業後の研究協議では、それぞれの参観した授業について、「一人一台端末のICTを活用した授業づくりが、児童の主体的・対話的で深い学びにつながったか」について協議がされました。参観していた先生方にもタブレット端末を配っておいたので、授業中の子供たちの様子を写真や動画で撮影し、その資料をもとに具体的な場面について話し合いを深めることができました。最後に体育館で各グループの協議について発表しました。アナログのよさとデジタルのよさを上手に使い分けられる点や児童の発達段階に応じたICT活用など様々な視点から発表がありました。最後に講師の鷹岡先生からは、これからの学びにおけるICT活用の意義について話していただきました。また、本時の授業を見て「書くことの意味の中に、文章を書くこともありますが、同時にきれいに書くという目当てが常に含まれています。しかし、文字を今習っている子供にとって同時にすることは大変難しい。だから、タブレットのソフトウエアキーボードをクリックして書く等で、きれいに書くということ目的はおいておいて、自分の文章を作ることだけに専念することも大きな学びといえるのではないでしょうか。」 とおっしゃっていました。

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おかげさまで盛会だった授業力実践向上研究発表会でした。その陰で「今日、お客さんがたくさん来られる」ということで朝の時間に6年生の児童が、冬の木枯らしで舞い散った枯れ葉を集めてくれていました。自分のことだけでなく、周りを見て行動できるということも、授業に生きてはたらくことにつながるのだなと思いました。

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