宇部市立黒石小学校

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学校の様子

地震と津波を想定した避難訓練

(公開日:2024/01/25)

本校ではこれまで地震・津波に備えた避難訓練では本校舎の2階・3階への垂直避難を行ってきました。「本当にこの避難で子どもたちを守ることができるのだろうか」という疑問が湧いたため、市役所の防災危機管理課に相談したところ、山口大学の三浦先生のご指導をいただく機会をつくっていただくことができました。

黒石地区の防災ハザードマップによると、大型台風接近時で、河川の水量、潮位等、いずれも危険な状況が重なったとき、高潮が発生し、黒石地区は5~10mの高さでほぼ2階までが水没すると示されています。仮にこれに近い状態で津波がくると考えられる状況では、この垂直避難だけでは子どもたちの命を守ることは難しくなるのではないかとのお話をいただきました。本当に最悪が重なった状況なので、可能性としては低いと考えますが、可能性はゼロではないことや、子どもたちにとって高台に避難する経験はきっとどこかで役に立つと考えたことから、地震の揺れから自分を守る避難と地震に伴う津波から自分を守る避難を合わせて実施することにしました。

子どもたちは、事前に担任の先生から発達の段階に合わせた指導をいただいていたことと、能登半島地震の毎日の報道を目にしていることから、大変真剣に訓練に臨んだと思います。黒石中への移動は、上級生が下級生の手を引いて全員安全に訓練を終えることができました。

地域の皆様には、大人数の移動でご迷惑をお掛けしたと思います。何名かの地域の方は子どもたちの避難の様子を見守ってくださいました。また、黒石中学校の先生にも支えていただきました。ありがとうございました。

今後も継続し、子どもたちの命を守る避難訓練を行っていきたいと考えています。

 

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