宇部市立黒石小学校

本日２年３組で、国語科「ことばについて考えよう『ようすをあらわすことば』」の学習をしました。

「最近の子どもたちは語彙が少ない」ということを耳にされたり、実際にそう感じられたりする保護者の方は少なからずおられるのではないでしょうか？

その語彙を豊かにしていくために、新しい学習指導要領（全国の小学校で教えるべき内容が示されています）の中に「語彙を豊かにすること」という指導事項が加わりました。今回はその新しい内容についての授業提案です。

子どもたちは、生き生きとした表情で学習に取り組むとともに、友達に優しく声を掛けていました。担任の先生の優しさが子どもたちによくうつっているなと感じました。優しく楽しい雰囲気の中で、映像で見た雨降りの様子を表す言葉について語彙を増やしていました。自分の経験や感覚をもとに、動作化をしながら、こんな感じと説明する姿はとてもほほえましく感じました。

指導者として、山口県教育庁義務教育課の指導主事さんにも来ていただき、授業について様々なご指導をいただきました。子どもにとって楽しい学習活動を通して、確実に力をはぐくんでいきたいと考えています。

本校では先日の学力調査の国語科で、様々な課題が見つかったところです。全校で課題解決のために、「何を子どもに分からせたいのか明確にもって指導にあたろう」「目的をしっかりもたせよう」「資料を活用する時はその見方をしっかり教えよう」ということを共通実践事項として掲げています。今回の提案授業では、その共通実践についてしっかり提案していました。このような努力を一つ一つ積み上げていくことが児童の学力向上につながると思っています。

これからも全教職員で、授業のことを話題にしながら、みんなで子どもたちを育てていきたいと考えています。