宇部市立黒石小学校

先週の金曜日の朝のことです。昇降口の前に立っていると、「先生、学校の入口の近くにコンビニのごみが散乱していました。」と報告してくる子がいました。おそらくその光景はこれまで登校してきた子の多くが目にしたと思います。教頭が、すぐに拾いに行こうとしていましたが、そのとき、遠くを火ばさみと塵取りを持って校地外へ戻ろうとしている子がいました。すると、手にごみを拾った６年生の男子２名が登校してきました。

自分のできる範囲で、何とか散らかった状況をきれいにしようとする心がうれしいなと思いました。

また、先日お伝えした、６年生の窓ふきです。続きのストーリーがありました。掃除時間に３年生が仕上げ拭きをしに来てくれました。かなり窓は汚れていたので、６年生はガラスについたたくさんの土を落としてきれいにしてくれていました。その続きで顔が映るくらいまでみがいてくれました。本当にありがたく、そして心がほっかりしました。

奉仕の心はどうすればはぐくめるのか・・とよく考えますが、人の役に立つ喜びを経験したり、人からお世話してもらったりする経験の積み重ねだと思います。そして「ありがとう」や「～してもらえてよかったね」などのあたたかい声を掛け続けることが必要ではないかと考えています。我々大人がそういう姿を多く見せていくことが大切ではないかと考えています。