宇部市立吉部小学校

明治８年、吉部八幡宮横に「吉部小学」として開校した本校ですが、2025年度に150周年を迎えます。
現在に至るまで様々な変遷があったことと思います。その当時はだれもが知っていたことも、時とともに忘れてしまったり、伝えられなくなってしまったりしたこともあるかと思います。
そこで、今日は少しだけ「校歌」にまつわる話です。
現在、ふれあいセンターとの間の庭に、校歌が刻まれた碑があります。これは、下の写真を見ていただくと分かるように、旧吉部小学校前にありました。移転とともに、碑も運ばれたものと思われます。また、この碑には2番が刻まれています。
さて、現在は3番まで校歌が記されていたり、式で歌ったりすることが多いのですが、以前の資料には4番までありました。
作詞者は不明なのですが、作曲者は中島秀信さんです。

◀校歌2番からとられた「知」「徳」の字も

◀玄関口　上部に掲げてある校歌額

◀旧吉部小学校（石碑を見付けてください）

１　あおげは　高き荒滝の　姿をうつす　厚東川
うるわしき山　清き水　わが吉部村は　ここにあり

２　この村里の　ただ中に　きぜんとたてる　わが校は
生気あふるる　健児らが　知徳をみがく　修練場

３　凍るがごとき　冬の日も　焼くるがごとき　夏の日も
学びのわざを　すすめんと　きそいあつまる　吉部の校

４　師のみおしえに　したがいて　つとめはげみて　身をばたて
わがおこすべし　わが家を　わがつくすべし　国のため

さかえあれ　吉部小学校