宇部市立原小学校

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学校の様子

ようこそ先輩!(キャリア教育)

(公開日:2023/03/13)

3月9日、同志社大学商学部教授 関智宏先生(本校1990年度卒業生)をお迎えして、6年生に講話をしていただきました。関先生は、どうして研究者の道を歩もうと決めたのか、どのように向き合ってその困難を乗り越えてきたのか、そこには、人との出会いや支えがあり、それ育んでいくこと、繋げていくことの大切さを6年生にわかりやすくお話しくださいました。原小学校を卒業した先輩、これから自分たちと同じ、黒石中学校を卒業した先輩のお話であったことから、6年生も先生をとても身近に感じることができたようで、最後までとても楽しい雰囲気の授業が繰り広げられました。関先生は、6年生から事前に受けていた質問を講義に交えてくださったり、黒石中学校で、生徒会長をして、当時、男子の髪型が「坊主でなければならない」ということに疑問を抱き、自分たちの手で校則を見直して髪型の自由化を行ったことを話してくださったり、6年生からの活発な質問にもお答えくださったりして、授業スタイルはまさにアクティブ・ラーニング。

030901.jpg030902.jpg関先生は、高校生の時にちょうど阪神淡路大震災が起こり、また、その頃、ちょうど宇部の街が衰退していく様子を目の当たりにしたことがきっかけで、これから、復興していく神戸へ行き、そこからの学びを、いつか故郷、宇部の街の活性化に貢献するために経営を学びたいという思いを抱き、神戸の大学へ進学されたそうです。その間、多くの人との出会いや支えがあったこと、大きな困難にも直面した時に、周りの人々が支えてくれたからこそ、今の自分があることを児童にお話をされました。卒業式を1週間後に控えた6年生。これから中学へ進学するにあたり、関先生は3つの言葉を贈ってくださいました。「念ずれば叶う、行動こそすべて。後悔先に立たず。成せばなる」という言葉と共に、失敗は誰でもする、とても大切なこと、不安や心配はみんなたくさんあるけれど、それを畏れずに毎日できることを少しずつやることが大事、「皆1日同じ24時間、人よりもより上を目指したければ、人よりも多く努力しなければならない」、つまり、自分のやりたいことをやるために、どうやって時間を作るかという発想、何もやらなかったらゼロ、毎日の小さなコツコツの積み重ねの連続がものすごく大事、みんな与えられた時間は同じで、あとは、やるかやらないかの差であること、「登りたい山が見つかれば、それをどうやって登りきるか」、みんなは、まず、どの山を登ろうか、その高さはどのくらいかを探すところから始めて、そのあとどうやって登るかを考えてみてほしいと。これから、中学生になってすごく新しい世界が待ってる、そこには輝かしい未来しかない、どうやって切り拓いていくか、どこに向ってどうしていこうか、みんなはそれを切り拓いけてける人材だから、原地区のため、黒石地区のため、宇部のため、山口のため、日本のため、世界のために貢献できるようにがんばってくださいと温かく力強いエールをを送っていただきました。原小学校を卒業した先輩、関先生からのメッセージ、きっと、6年生の心に熱く響いたと思います。 

関先生は、同志社大学の中小企業マネジメント研究センター長でもあり、昨年、宇部市などと提携し、そのサテライト研究拠点を宇部市に設置されました。やっと宇部市に貢献できる時が来た、そのスタートが母校の原小学校の子どもたちへ授業であったことが、自分でもとても嬉しいと言ってくださいました。どうもありがとうございました。また、ぜひ、原小学校にお越しください。

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