コミュニティスクール
地域のみなさんと一緒に「絵本で楽しむ落語会」
(公開日:2025/02/10)
2月10日、本校の読書ボランティア「あひさま にこにこ」の20周年記念事業として「絵本で楽しむ落語会」を開催しました。講師は、落語家「桂 雀喜」さんと、絵本作家「あおき ひろえ」さんです。全校児童20名、保護者・地域のみなさん約50名の参加となりました。たくさんの方々に本校までお越しいただき、本当にありがとうございました。
この落語会では、まず、桂 雀喜さんによる落語を聞きました。つかみの短いダジャレ落語に、子どもたちは大うけでした。その後の少し長い落語にも、子どもたちは食い入るように聞き、最後に落ちのある落語のおもしろさを感じていました。落語家さんの話術だけでなく、その場に本当にそのものがあるかのような形態模写に、みんなが引き込まれました。さすが、プロです。
その次は、子どもたちが落語に挑戦です。一人ひとりに落語家さん定番の「手ぬぐい」と「扇子」が渡されて、その2つを何かに見立てて表現することにチャレンジしました。即席のミニ落語家です。子どもたちは、包丁やはさみ、拳銃、帽子などに見立てて、ものを切ったり、うったり、かぶったりする動作を表現しました。桂 雀喜さん、あおき ひろえさんから、発表する勇気と発想のおもしろさを評価していただきました。
それから、あおき ひろえさんによる「お絵描き落語」を拝見しました。さすが、絵本作家さんです。その場で筆を用いて絵を描きながら、落語のようにお話される技に圧倒されました。絵のすばらしさはもちろんですが、大阪弁を用いて何度も同じフレーズの出てくるお話に、みんな大笑いでした。これもまた、落語の魅力の一つなのでしょう。
そして、落語絵本の読み聞かせ、あおき ひろえさん作「からあげ」と、桂 雀喜さん・あおき ひろえさん作「ききみみ トーマス」を聞かせてもらいました。その後、「ききみみ トーマス」については、桂 雀喜さんが落語でもお話してくださり、絵本との違いを実感することができました。絵本作家さんの語りかけるような口調やユーモアたっぷりの話し方に聞き入ってしまいました。子どもたちと、保護者・地域のみなさんの笑顔いっぱいの時間となりました。落語って、本当におもしろいですね。
終わりに、子どもたちからの質問コーナーにも丁寧に応えていただきました。また、低・中・高学年代表の子どもたちが、この落語会の感想を発表してくれました。その場で感じたことを即興で、堂々と発表する姿に、子どもたちの成長を感じることができました。最後には、全員で記念写真を撮りました。桂 雀喜さん、あおき ひろえさん、大阪からわざわざお越しくださり、愉快な落語・楽しい落語絵本を聞かせていただき、本当にありがとうございました。また、おひさま にこにこのみなさんには、貴重な体験機会をつくっていただき、心から感謝申し上げます。そして、たくさんの保護者・地域のみなさんにご参加いただき、子どもたちもとても喜んでいました。また、いつでも学校にいらしてください。
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